保育園向け 保育士の自己評価チェックリスト(4段階・根拠の欄つき)
保育士の自己評価は、保育士等が保育の計画と記録をもとに自分の保育を振り返り、専門性の向上と保育の改善につなげる取組です。保育所保育指針は、保育士等が自己評価に努めなければならないとしています。
厚生労働省の「保育所における自己評価ガイドライン(2020年改訂版)」は、自己評価の方法として、あらかじめ決めた項目を段階や数値で示す「チェックリスト形式」と、子どもの姿や関わりを文章にしたり話し合ったりする「文章化・対話」の2つを挙げ、組み合わせることで有効性が高まるとしています。
このテンプレートは、観点ごとの項目を4段階でチェックし、その評価の根拠になった子どもの姿と、次の期の手立てを書く欄を並べたチェックリストです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 期末や年度末に、クラスの保育を観点ごとに振り返る保育士の方
- チェックの点数だけで終わらせず、根拠となる子どもの姿と次の手立てまで書きたい方
- 職員の自己評価を、園全体の自己評価と研修計画につなげたい主任・園長の方
どのような場面で使いますか
期の終わり(年4回)か、半期・年度末に記入します。記入後に主任や同じクラスの保育士と話し合い、次の期の指導計画と研修計画に生かします。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 観点
- 項目
- 評価(4〜1)
- 根拠となる場面・子どもの姿
- 次の期にすること
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 保育士の自己評価チェックリスト | ||
| この表について | 保育士等が観点ごとに自分の保育を振り返る自己評価のチェックリストです。4段階の評価に、根拠となる子どもの姿と次の期の手立てを書きます。 | |
| 根拠・注意 | 保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章3(4)アは、保育士等は保育の計画や保育の記録を通して自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならないとし、子どもの活動内容やその結果だけでなく、心の育ちや意欲、取り組む過程にも十分配慮するよう求めています。厚生労働省「保育所における自己評価ガイドライン(2020年改訂版)」は、自己評価の方法としてチェックリスト形式と文章化・対話の2つを挙げ、組み合わせることで有効性が高まるとしています(2026年10月27日確認)。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 期の終わりか、半期・年度末に記入します 2. 評価の付け方は「説明」シートに書いてあります 3. 評価のあとに、根拠となる場面や子どもの姿を1行書きます 4. 2以下の項目は、次の期にすることを具体的に書きます 5. 書いたあとに話し合い、次の期の指導計画と研修計画に生かします | |
| 評価の付け方と、そのときにすること(書く前に読む) | 4=十分にできた/3=おおむねできた/2=課題がある/1=できていない、の4段階で付ける。 評価を付けたら、そう判断した根拠の場面や子どもの姿を1行書く。点数だけで終わらせない。 2以下を付けた項目は、次の期にすることを具体的に書く(誰が・いつ・何を)。 子どもの活動の結果だけでなく、心の育ちや意欲、取り組む過程も見て振り返る。 書いたあとは主任や同じクラスの保育士と話し合い、次の期の指導計画に反映する。 | |
| 更新日 | 2026-10-27 | |
| 配布元 | 商い屋 保育(https://hoiku.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 保育士の自己評価チェックリスト | ||||
| 園名 | ||||
| 期間 | ||||
| 氏名・クラス | ||||
| 記入日 | ||||
| 話し合った相手 | ||||
| 観点 | 項目 | 評価 (4〜1) | 根拠となる場面・子どもの姿 | 次の期にすること |
| 子どもの理解 | 一人一人の発達の過程や気持ちを、記録をもとに捉えている | |||
| 子どもの理解 | 子どもの行動の背景にある思いを考えて関わっている | |||
| 保育の計画 | 指導計画のねらいが、子どもの姿とつながっている | |||
| 保育の計画 | 計画を子どもの様子に合わせて柔軟に変えている | |||
| 環境構成 | 子どもが自分から選んで遊べる環境を用意している | |||
| 援助・関わり | 子どもの思いを受け止め、言葉にして返している | |||
| 援助・関わり | 自分でしようとする気持ちを支え、できたことを認めている | |||
| 健康・安全 | 午睡・食事・水遊びの安全の手順を守っている | |||
| 健康・安全 | ヒヤリハットに気づいたら報告している | |||
| 保護者との連携 | 子どもの育ちを保護者と具体的に共有している | |||
| 職員間の連携 | クラスの職員と情報を共有し、役割を分担している | |||
| 専門性の向上 | 研修や園内の話し合いで学んだことを保育に生かしている | |||
| 記入者 | 話し合い(主任) | 確認(園長) | ||
| 備考 | ||||
| 商い屋 保育 https://hoiku.akinaiya.com (2026-10-27 版) | ||||
| 保育士の自己評価チェックリスト 【記入例】 | ||||
| 園名 | ○○保育園 | |||
| 期間 | 2026年度 2期(6〜8月) | |||
| 氏名・クラス | 鈴木 美咲(うさぎ組・2歳児) | |||
| 記入日 | 2026年9月5日 | |||
| 話し合った相手 | 主任 佐藤 花子(9月10日) | |||
| 観点 | 項目 | 評価 (4〜1) | 根拠となる場面・子どもの姿 | 次の期にすること |
| 子どもの理解 | 一人一人の発達の過程や気持ちを、記録をもとに捉えている | 3 | 保育日誌に個別の様子を毎日書けた。ただし午後の記録が薄い | 午睡明けの様子を1行書く |
| 子どもの理解 | 子どもの行動の背景にある思いを考えて関わっている | 3 | かみつきの前に玩具の取り合いがあることに気づけた | |
| 保育の計画 | 指導計画のねらいが、子どもの姿とつながっている | 2 | 水遊びのねらいが「楽しむ」だけで、水が苦手な子への配慮がなかった | 3期の月案で、苦手な子の参加の仕方を書く |
| 保育の計画 | 計画を子どもの様子に合わせて柔軟に変えている | 4 | 暑さ指数が高い日に、プールを室内の感触遊びに変えた | |
| 環境構成 | 子どもが自分から選んで遊べる環境を用意している | 3 | 玩具を手の届く棚に置き直し、取り合いが減った | |
| 援助・関わり | 子どもの思いを受け止め、言葉にして返している | 3 | 「いやだったね」と気持ちを代弁すると泣き止む子が増えた | |
| 援助・関わり | 自分でしようとする気持ちを支え、できたことを認めている | 4 | 着替えを最後まで見守り、できたところを具体的に伝えた | |
| 健康・安全 | 午睡・食事・水遊びの安全の手順を守っている | 3 | プールの監視役を交代するときに、声に出して引き継げた | |
| 健康・安全 | ヒヤリハットに気づいたら報告している | 2 | 7月に報告したのは1件。気づいても書かなかったことがある | 小さなことも週に1件は書く |
| 保護者との連携 | 子どもの育ちを保護者と具体的に共有している | 3 | 連絡帳に「できたこと」を1つ書くようにした | |
| 職員間の連携 | クラスの職員と情報を共有し、役割を分担している | 3 | 朝の打ち合わせで配慮の要る子を共有できた | |
| 専門性の向上 | 研修や園内の話し合いで学んだことを保育に生かしている | 2 | 食育の研修の内容をまだ保育に生かせていない | 9月の給食で、野菜に触れる時間をつくる |
| 記入者 | 話し合い(主任) | 確認(園長) | ||
| 鈴木 美咲 | 佐藤 花子 | ○○ ○○ | ||
| 備考 | ||||
| 2期は水遊びの計画と、ヒヤリハットの報告が課題。3期は月案で苦手な子への配慮を書き、主任と月1回振り返る。 | ||||
| 商い屋 保育 https://hoiku.akinaiya.com (2026-10-27 版) | ||||
| 保育士の自己評価チェックリスト | ||||
| 園名 | ||||
| 期間 | ||||
| 氏名・クラス | ||||
| 記入日 | ||||
| 話し合った相手 | ||||
| 観点 | 項目 | 評価 (4〜1) | 根拠となる場面・子どもの姿 | 次の期にすること |
| 子どもの理解 | 一人一人の発達の過程や気持ちを、記録をもとに捉えている | |||
| 子どもの理解 | 子どもの行動の背景にある思いを考えて関わっている | |||
| 保育の計画 | 指導計画のねらいが、子どもの姿とつながっている | |||
| 保育の計画 | 計画を子どもの様子に合わせて柔軟に変えている | |||
| 環境構成 | 子どもが自分から選んで遊べる環境を用意している | |||
| 援助・関わり | 子どもの思いを受け止め、言葉にして返している | |||
| 援助・関わり | 自分でしようとする気持ちを支え、できたことを認めている | |||
| 健康・安全 | 午睡・食事・水遊びの安全の手順を守っている | |||
| 健康・安全 | ヒヤリハットに気づいたら報告している | |||
| 保護者との連携 | 子どもの育ちを保護者と具体的に共有している | |||
| 職員間の連携 | クラスの職員と情報を共有し、役割を分担している | |||
| 専門性の向上 | 研修や園内の話し合いで学んだことを保育に生かしている | |||
| 記入者 | 話し合い(主任) | 確認(園長) | ||
| 備考 | ||||
| 商い屋 保育 https://hoiku.akinaiya.com (2026-10-27 版) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 15 KB |
| 更新日 | 2026年10月27日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。園名・期間・氏名・クラスなどの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章3(4)アは、保育士等は保育の計画や保育の記録を通して自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならないとし、子どもの活動内容やその結果だけでなく、心の育ちや意欲、取り組む過程にも十分配慮するよう求めています。厚生労働省「保育所における自己評価ガイドライン(2020年改訂版)」は、自己評価の方法としてチェックリスト形式と文章化・対話の2つを挙げ、組み合わせることで有効性が高まるとしています(2026年10月27日確認)。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
自己評価チェックリストの観点
保育所保育指針と自己評価ガイドラインの内容をもとに、8つの観点に分けています。
| 観点 | 振り返ること |
|---|---|
| 子どもの理解 | 一人一人の発達や気持ちを、記録をもとに捉えているか |
| 保育の計画 | 指導計画のねらいが子どもの姿とつながっているか |
| 環境構成 | 子どもが自分から関われる環境を用意したか |
| 援助・関わり | 子どもの思いを受け止め、意欲を引き出したか |
| 健康・安全 | 午睡・食事・水遊びなどの安全の手順を守ったか |
| 保護者との連携 | 子どもの育ちを保護者と共有したか |
| 職員間の連携 | 情報を共有し、役割を分担したか |
| 専門性の向上 | 研修や話し合いで学んだことを保育に生かしたか |
点数だけで終わらせない
チェックリスト形式は、評価の観点がそろい、前の期と比べやすいのが良いところです。一方で、段階を付けただけでは、なぜその評価にしたのかが残りません。
このテンプレートでは、評価の右に「根拠となる場面・子どもの姿」と「次の期にすること」の欄を置いています。根拠の欄を1行でも書くと、文章化・対話の方法と組み合わせた形になり、話し合いの材料にもなります。
園全体の自己評価につなげる
保育所保育指針は、保育所が保育士等の自己評価を踏まえて保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならないとしています。
一人一人のチェックリストを主任が集め、観点ごとに「2」以下が多い項目を拾うと、園全体の課題と、次の年度の研修計画のテーマが見えてきます。
よくある質問
保育士の自己評価は義務ですか。
保育所保育指針は、保育士等は自己評価を通して専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならない、としています。様式や回数は決まっていないので、園で時期と方法を決めて取り組む形です。
自己評価と人事考課は同じものですか。
目的が違います。自己評価ガイドラインは、保育の改善に向けた保育内容等の自己評価と、業務の遂行状況を自分で評定して運営主体が人事考課の参考にするものとを、目的の違う評価として並べて示しています。範囲が一部重なることはありますが、混ぜると振り返りが点数合わせになりやすくなります。
パートの保育士も書きますか。
保育所保育指針は「保育士等」の自己評価としていて、雇用の形で分けていません。担当する時間帯や場面に合わせて、観点を絞った形で書いてもらう園もあります。