保育の月案と週案の書き方|ねらいの立て方

公開 2026年9月4日/更新 2026年10月3日

商い屋 保育 編集部法令の原文と省庁の資料で確認:2026年10月3日
目次11項目

去年の同じ月の計画に、日付だけ入れ替えて出す。書く時間が取れないと、こうなります。

一般には、計画は目の前の子どもの姿から立てるものとされています。それでも、姿を書き出す材料が手元にないと、そこから始められません。

とはいえ、材料は毎日の日誌の中にあります。日誌から前の月の姿を拾うと、書き出しの部分が埋まります。

ポイントはここです。月案は、子どもの姿から書き始めることでその月のものになります。

ここでは、何を決める計画なのか、書く順序、ねらいの立て方、そして週案への落とし方までを順に整理します。

月案とは何を決める計画か

月案は、その月の保育をどう進めるかを決める計画です。いまの姿、ねらい、手立ての3つで組み立てます。

そのうえで、3つはつながっています。いまの姿があるから、次のねらいが決まります。

  • いまの姿前の月に見られた様子
  • ねらい育ってほしい姿
  • 手立て環境の構成と援助
月案は、いまの姿・ねらい・手立ての3つで組む

最初の姿が書けないと、後の2つも決まりません。そのうえで、そこがいちばん時間のかかる部分です。

その月の保育の軸になる

日々の場面で、どう関わるかを判断します。判断の軸が無いと、その場の対応になります。

ねらいが決まっていると、日々の判断がそろいます。

そのうえで、複数の職員がいても関わり方がそろいます。

週案と日誌へ落ちていく

月案のねらいは、週案で具体化されます。週案の内容が、日々の活動になります。

そのうえで、日誌に姿が残ります。その姿が、次の月案の材料になります。

3つがつながっていると、記録が計画に返ります。

つながっていないと、それぞれが別の作業になります。

保護者への説明にも使える

その月に何をねらっているかを、保護者に伝えられます。園だよりやクラスだよりの材料になります。

そのうえで、なぜその活動をしているかが伝わります。活動の名前だけでは、意図が伝わりません。

面談の場でも、話す材料になります。

家庭での様子を聞くときの手がかりにもなります。

月案を書く順序

月案は、前の月の姿から書き始めます。そこから振り返り、ねらい、手立てへと進みます。

  1. 1 前の月の姿 実際に見られた様子
  2. 2 振り返り 前の月のねらいの結果
  3. 3 ねらい 次に育ってほしい姿
  4. 4 内容 経験してほしいこと
  5. 5 環境の構成 物と場と時間
  6. 6 援助 職員の関わり
前の月の姿から始めて、環境と援助まで落とす

順序を変えると、書けなくなります。そのうえで、ねらいから書き始めると去年の写しになります。

項目書く内容気をつけるところ
前の月の姿見られた様子具体的な場面で書く
振り返りねらいの結果達成の有無だけにしない
ねらい育ってほしい姿活動の名前にしない
内容経験してほしいことねらいとつながる形
環境の構成物と場と時間用意するものを書く
援助職員の関わり声のかけ方や待ち方
家庭との連携伝えることと聞くこと園だよりや面談
行事その月の予定ねらいとのつながり

右の列が、実際に書きにくい部分です。そのうえで、上の3つが特に手が止まります。

前の月の姿を具体的に書く

「友達と関わって遊んだ」では、次につながりません。どういう場面で、どう関わったかを書きます。

そのうえで、日誌から具体的な場面を拾います。記憶で書くと、印象の強い場面だけになります。

うまくいかなかった場面も、書きます。

そこに次のねらいの手がかりがあります。

振り返りを達成の有無で終わらせない

「できた」「できなかった」だけでは、次が決まりません。どこまで進んで、何が残ったかを書きます。

残った部分を書くと、次のねらいが決まります。

そのうえで、思っていたのと違う姿が出たことも書きます。

環境と援助を分けて書く

環境は、物と場と時間の用意です。援助は、職員の関わり方になります。

そのうえで、2つを分けて書きます。まとめて書くと、どちらも具体的になりません。

環境には、何をどこに置くかを書きます。

援助には、どう声をかけ、どこで待つかを書きます。

月案のねらいをどう立てるか

月案のねらいは、いまの姿から先を見て立てます。先に活動を決めてから、ねらいを後付けする形にはしません。

  1. 前の月の姿を書き出したか はい次へ いいえ日誌から拾う
  2. その姿の先に何があるかを考えたか はい次へ いいえ発達の見通しを確かめる
  3. 子どもの姿の言葉で書けているか はい次へ いいえ活動の名前を外す
  4. 振り返れる形になっているか はい使えるねらい いいえ見る場面を決める

いまの姿から先を考え、子どもの姿の言葉で書く

ねらいを立てる順序

上から順に進むと、その月のねらいになります。そのうえで、最後の確認で振り返れる形かを見ます。

子どもの姿の言葉で書く

「運動会の練習をする」は、活動の名前です。ねらいは、その先に育ってほしい姿になります。

そのうえで、子どもを主語にして書きます。職員を主語にすると、援助の内容になります。

「友達と力を合わせて取り組む」といった形です。

活動は、ねらいに近づくための手段になります。

数を絞る

ねらいをいくつも並べると、どれも中途半端になります。月末に振り返るときも、見きれません。

ねらいを絞ると、振り返れる形になります。

そのうえで、2つか3つに絞る形もあります。

発達の見通しを確かめる

いまの姿の先に何があるかは、発達の見通しから考えます。年齢ごとの姿を、参考にします。

そのうえで、目の前の子どもに合わせます。一般的な見通しと、実際の姿は違います。

早い子も遅い子も、同じクラスにいます。

クラス全体のねらいと、個別の配慮を分けて持ちます。保育所保育指針では、3歳未満児について、一人ひとりの生育歴や心身の発達、活動の実態などに即して個別的な計画を作るとされています。

月案から週案へどう落とすか

月案と週案は、見る単位が違います。月案でねらいを決め、週案で具体化します。

月案

  • 月の単位で見る
  • ねらいを決める
  • 発達の見通しを持つ
  • 家庭との連携も

週案

  • 週の単位で見る
  • 環境と援助を具体化
  • 天候や行事に合わせる
  • 日々の活動につながる
ねらいを決める計画と、具体化する計画で分かれる

左が土台になります。そのうえで、右がその週の実際の動きになります。

ねらいは引き継いで書き直さない

週案に別のねらいを書くと、月案とつながりません。月案のねらいを、そのまま引き継ぎます。

そのうえで、週案には具体化した内容を書きます。何を用意し、どう関わるか。

様式に、月案のねらいを写す欄を作る形もあります。

写す作業があると、意識して見ます。

環境の構成を週ごとに変える

同じ環境のまま1か月置くと、子どもの関心が薄れます。週ごとに、少しずつ変えます。

環境を週ごとに変えると、ねらいに近づきます。

そのうえで、変える理由も書いておきます。

天候と行事を織り込む

雨が続くと、予定していた活動ができません。代わりの活動を、あらかじめ考えておきます。

そのうえで、行事の週は日程が詰まります。普段より、活動の量を減らす形にします。

行事の前後で、子どもの疲れも出ます。

ゆるやかに過ごす日も、計画に入れます。

前の年の同じ月を参考にする

季節の行事や、その時期の遊びは参考になります。気候や、園の年間の流れも同じです。

そのうえで、そのまま写すことは避けます。子どもが違えば、姿も違います。

参考にするのは、環境の構成や用意するものです。

ねらいは、目の前の子どもから立てます。

月案の振り返りをどう回すか

月案は、振り返って次に返すことで回ります。振り返りには、いくつかの段があります。

  • 日誌で日々残す 1その日の姿
  • 週案で週を振り返る 2週の変化
  • 月末に月案を振り返る 3ねらいの結果
  • 会議で共有する 5他のクラスの視点
  • 次の月案に反映する 5回る形になる
振り返りの段と、抜けやすさの目安(下に行くほど止まりやすい)

上から下へ、順につながっています。そのうえで、最後まで届かないと回りません。

週の振り返りを短く行う

週の終わりに、数分でも振り返ります。ねらいに近づいたか、環境は合っていたか。

そのうえで、次の週の週案に反映します。1か月ためると、細かい部分が思い出せません。

書く欄を週案に作っておくと、その場で書けます。

長い文にせず、短く書く形にします。

月末に会議で共有する

自分のクラスだけを見ていると、視点が固まります。他の担任から見ると、別の面が見えます。

そのうえで、他のクラスの話も参考になります。同じ年齢でも、姿が違うことがあります。

会議の時間に、この場を取ります。

時間が取れないと、共有されません。

次の月案に持ち込む

振り返った内容を、次の月案の書き出しに使います。別の紙に書いて終わりだと、つながりません。

振り返りを次の月案に持ち込むと、計画が実態に合います。

そのうえで、様式に写す欄を作っておきます。

振り返りの欄と、次の月の姿の欄を並べる形もあります。

前の月の振り返りが目に入る形にします。

年度の途中で、ねらいの方向が変わることもあります。そのときは、年間の計画も見直します。

そのうえで、なぜ変えたかを残します。

月案と行事のつなぎ方

月案と行事は、別々に扱われがちです。行事にもねらいを置くと、つながります。

  • 行事のねらい何を経験するか
  • 準備の量子どもの負担
  • 日常との関係普段の遊びとつなぐ
行事のねらい・準備の量・日常との関係で見る

3つとも、行事を計画するときに考えます。そのうえで、真ん中が見落とされやすくなります。

行事にもねらいを置く

行事を行うこと自体が目的になると、準備に追われます。何を経験してほしいかを、先に決めます。

そのうえで、月案のねらいとつなげます。別のねらいを立てると、その月が2つに分かれます。

見せるための行事と、経験のための行事は違います。

どちらを重く見るかを、園として決めておきます。

準備の量を子どもの姿で判断する

練習が続くと、子どもが疲れます。遊ぶ時間が減り、他の経験が削られます。

子どもの姿で量を判断すると、無理が出ません。

そのうえで、進み具合ではなく子どもの様子で見ます。

日常の遊びとつなげる

普段の遊びから、行事の内容を組み立てます。新しいことを一から始めると、練習が要ります。

そのうえで、子どもが親しんでいる遊びを使います。無理なく取り組めます。

行事の後も、その遊びが続きます。

行事だけで終わる活動は、残りません。

複数の担任で作る

1人で計画すると、視点が偏ります。複数で作ると、気づく部分が増えます。

そのうえで、役割も分けられます。準備の分担が、先に決まります。

話し合う時間を、あらかじめ取っておきます。

時間が取れないと、1人が抱えます。

月案を書き続けられる形にする

月案は、書き続けられる形にすることが要ります。時間が取れないと、去年の写しになります。

  • 日誌から拾う 1か月 前の月の姿を集める
  • 書式に写す欄を作る 1か月 ねらいを引き継ぐ
  • 会議で一緒に作る 2か月 時間を確保する
  • 年に1回様式を見直す 12か月 空欄の欄を落とす
書き続けるための工夫(月数で比較)

上の2つは、日々の中でできます。そのうえで、下の2つは仕組みとして持ちます。

日誌から前の月の姿を拾う

白紙から書き出すと、手が止まります。日誌を読み返して、印象に残った場面を拾います。

そのうえで、日誌に印を付けておく形もあります。月案に使える場面に、印を付けます。

月末に読み返すとき、探しやすくなります。

日誌の書き方も、この使い方に合わせます。

写す欄を様式に作る

前の月のねらい、振り返り、次の月の姿。様式に欄があると、順に埋まります。

そのうえで、白紙の様式より書きやすくなります。何を書くかが、欄で示されます。

欄の並びも、書く順序に合わせます。

書きにくい様式は、書く時間を長くします。

会議の時間で一緒に作る

1人で持ち帰ると、時間が取れません。会議の時間の一部を、月案を作る時間にします。

そのうえで、他の担任にも相談できます。迷っている部分を、その場で聞けます。

主任や園長に見てもらう機会にもなります。

書いた後に提出して直される形より、早く進みます。

時間は、短くても構いません。30分でも、前の月の姿を出し合えます。

そのうえで、細かい部分は後で書きます。骨の部分を、その場で決めます。

年度の初めに、この時間を予定に入れておきます。

行事の多い月は、特に時間が取りにくくなります。

そのうえで、前もって作る形にします。2か月先まで、大まかに決めておく方法もあります。

新しく担任になった人には、一緒に作る時間が要ります。

書き方が分からないまま、1人で書くことになります。

月案の保管と引き継ぎ

月案は、作って終わりではありません。共有し、実施し、振り返り、引き継ぎます。

  1. 1 作成 会議で決める
  2. 2 共有 職員が読める形に
  3. 3 実施 週案と日誌へ
  4. 4 振り返り 月末に行う
  5. 5 綴じる 年度ごとにまとめる
  6. 6 引き継ぎ 次の担任へ渡す
作成から引き継ぎまでを1つの流れにする

2番目の共有が、抜けやすい部分です。そのうえで、最後の引き継ぎまで含めます。

職員が読める形にする

担任だけが持っていると、他の職員に伝わりません。補助に入る職員も、ねらいを知っている形にします。

そのうえで、置き場所を決めます。職員室のファイルか、クラスに置く形。

短くまとめたものを、掲示する方法もあります。

ねらいだけでも共有されていると、関わり方が変わります。

年度ごとに綴じる

月案、週案、日誌。年度ごとにまとめておくと、後から見返せます。

そのうえで、保存の期間を決めます。園の規程に書いておきます。

次の年の同じ月を作るときの参考にもなります。

そのまま写すのではなく、環境の構成を参考にします。

次の担任へ渡す

進級でクラスが変わると、担任も変わります。1年分の計画と記録を、次の担任へ渡します。

次の担任へ渡すと、経過が続きます。

そのうえで、口頭でも補います。書いていない部分が、どうしても残ります。

月案にかかわる最近の動き(2026年10月時点)

月案の書き方の土台になっている保育所保育指針は、2018年4月から今の内容で使われています。そのうえで、所管の移り変わりと、次の改訂に向けた国の検討が進んでいます。確かめられたものを、日付順に並べます。

時期内容根拠
2018年4月1日(前提)現行の保育所保育指針の適用が始まった。長期的な指導計画と短期的な指導計画を作ること、3歳未満児は個別的な計画を作ることが定められている保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章3
2023年4月1日こども家庭庁が発足し、保育所保育指針の所管がこども家庭庁に移った。今の条文では、保育の内容は内閣総理大臣が定める指針に従うとされている児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第35条
2024年4月1日保育士の配置基準が、満3歳児は20対1から15対1へ、満4歳以上児は30対1から25対1へ改められた。当分の間は従前の基準による運営も妨げない経過措置があるこども家庭庁 こ成保第141号(2024年3月13日)、同基準第33条
2025年3月保育所・認定こども園の保育の内容の実態調査の報告書がまとめられた。回答した13,983施設のうち、長期的な指導計画を月ごとに作っているのは67.0%、短期的な指導計画を週ごとに作っているのは89.4%保育所・認定こども園に関する保育の内容等に関する実態調査報告書(有限責任監査法人トーマツ)
2025年4月25日保育所と認定こども園の保育の内容の基準の在り方について、こども家庭審議会に諮問された(諮問第3号)。幼稚園の基準との整合を図りながら検討するこども家庭庁「保育専門委員会」
2025年10月22日保育専門委員会の第1回が開かれ、上の実態調査が資料として出された。2026年6月5日の第10回まで開かれている同上
2026年8月4日保育専門委員会の取りまとめ(案)が掲載された同上

月案で影響が大きいのは、保育所保育指針の次の改訂です。改訂後の指針がいつ告示され、いつから使われるかは、2026年10月3日の時点では確認できていません。月案の様式を大きく作り替える前に、告示の時期を確かめておくと、二度手間になりません。

出典:

確認日は2026年10月3日です。自園の指導計画の作り方が求められている形になっているかは、園を所管する市区町村の保育担当課(指導監査の担当)で確かめられます。

月案に出てくる用語

月案は現場の通称で、保育所保育指針には「月案」という言葉は出てきません。指針の言葉と、園で使う言葉を並べます。

用語意味出典
全体的な計画保育所保育の全体像を包括的に示す計画。これに基づいて指導計画、保健計画、食育計画などを作る保育所保育指針 第1章3(1)
長期的な指導計画子どもの生活や発達を見通した計画。年間計画・期の計画・月案がこれに当たる形が多い同 第1章3(2)ア
短期的な指導計画長期的な指導計画に関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した計画。週案・日案がこれに当たる形が多い同上
月案法令上の定義はない。月の単位で作る長期的な指導計画の通称実態調査報告書では「月次」の長期的な指導計画として集計
ねらい保育の目標をより具体化したもの。育みたい資質・能力を、子どもの生活する姿から捉えたもの同 第2章
内容ねらいを達成するために保育士等が行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項同上
個別的な計画3歳未満児について、一人ひとりの生育歴、心身の発達、活動の実態などに即して作る計画同 第1章3(2)イ(ア)
自己評価保育士等が、保育の計画や記録を通して自らの保育実践を振り返ること。保育所としての自己評価は、結果を公表するよう努めるとされている同 第1章3(4)

月案で取り違えやすいのは「ねらい」と「内容」です。ねらいは子どもの育ちの姿、内容はそのために経験することと保育士等が行うことなので、欄を分けて書くと振り返りやすくなります。

月案と一緒に押さえておきたいこと

月案を年齢で書き分ける

月案は、0歳児・1歳児・2歳児の例文を探して書く形が広く見られます。保育所保育指針では、乳児は「健やかに伸び伸びと育つ」「身近な人と気持ちが通じ合う」「身近なものと関わり感性が育つ」の3つの視点で、1歳以上3歳未満児と3歳以上児は健康・人間関係・環境・言葉・表現の5つの領域で、ねらいと内容が示されています。例文を使うときは、年齢に合った視点と領域の言葉になっているかを見ると、目の前の子どもに合わせやすくなります。3歳未満児はクラスの月案とは別に、一人ひとりの個別的な計画を作る形になります。

午睡と長い時間の保育も月案に入れる

月案は、活動の計画に目が向きがちです。保育所保育指針は、活動と休息の調和、午睡が一律とならない配慮、長時間にわたる保育での職員の協力体制や家庭との連携を、指導計画に位置付けるよう示しています。生活の流れの欄を1つ作り、午睡や延長の時間帯の配慮を書く形にすると、早番や遅番の職員にもねらいが伝わります。

記録を踏まえて見直すところまでが月案

保育所保育指針は、保育士等が保育の過程を記録し、それを踏まえて指導計画に基づく保育の内容を見直すよう定めています(第1章3(3)エ)。月案の振り返りの欄は、この見直しを残す場所になります。東京都の認可保育所の指導検査では、長期的・短期的な指導計画と、0歳から3歳未満児の個人別の指導計画が、備え付ける帳簿の一覧に挙がっています。振り返りの欄が埋まっている月案は、そのまま見直しの記録として示せます。

様式は月案(月間指導計画)テンプレート、週案からダウンロードできます。記録の側は保育日誌、児童票にまとめています。

商い屋 保育 編集部がまとめました保育園の様式を無料で配り、使い方と法令の決まりを記事にまとめています。法令の数字は e-Gov の原文で確かめてから載せています。

よくある質問

月案は何から書き始めるのですか。

前の月の子どもの姿から書き始める形が広く使われています。ねらいから書こうとすると、一般的な言葉になりがちです。実際にどんな姿が見られたかを先に書き出すと、その先にどうなってほしいかが決まります。

週案は月案と同じ内容でよいのですか。

月案のねらいを引き継いだうえで、その週の活動と環境に落とす形になります。同じ文章を写すだけだと、週ごとの手立てが見えません。ねらいは同じで、環境の構成と援助を週ごとに具体化すると分かれます。

計画どおりに進まない日はどう扱いますか。

実際に行った内容を日誌に残し、計画との差を振り返る形になります。天候や子どもの状態で変わるのは自然なことです。差が出た理由を残しておくと、次の計画を立てるときの材料になります。

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