保育園向け 避難訓練記録テンプレート
避難訓練記録は、毎月行う訓練の内容と結果を残す表です。何を想定して、どの経路で、何分で避難できたか。この3つが残っていると、次の訓練で変えるところが決まります。
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準では、避難と消火の訓練を少なくとも毎月1回行うこととされています。回数が決まっている一方で、様式は定められていないため、多くの園が自園の形で記録を作っています。
このテンプレートは、年間の訓練を1枚で見渡せるよう、月ごとに1行の形にしたものです。
避難訓練記録(Excel)を無料でダウンロード
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このテンプレートは誰向けですか
- 毎月の避難訓練の記録を1枚にまとめたい方
- 想定を年間で組み立てたい防火管理者の方
- 前回の反省を次の訓練に回す形にしたい方
どのような場面で使いますか
年度ごとに1枚で作り、訓練のたびに1行を足します。年間の実施回数がそのまま確認できます。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 実施日
- 時刻
- 想定
- 避難経路・避難場所
- 所要時間
- 園児参加
- 職員参加
- 実施内容(通報・消火・引き取り)
- 反省・改善点
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 避難訓練記録 【記入例】 | ||||||||
| 園名 | ○○保育園 | |||||||
| 年度 | 2026年度 | |||||||
| 実施日 | 時刻 | 想定 | 避難経路・避難場所 | 所要 時間 | 園児 参加 | 職員 参加 | 実施内容(通報・消火・引き取り) | 反省・改善点 |
| 2026/4/15 | 10:00 | 火災(給食室から出火) | 東側非常口 → 園庭 | 4分20秒 | 78 | 16 | 通報訓練・初期消火 | 新入園児が泣いて動けず。担任が抱えて避難した |
| 2026/5/20 | 10:30 | 地震(震度5強) | 保育室で待機 → 園庭 | 3分50秒 | 80 | 16 | 机の下で待機 → 避難 | 0歳児の避難車の準備に時間がかかった |
| 2026/6/17 | 15:00 | 火災(隣家から延焼) | 西側階段 → ○○小学校校庭 | 9分10秒 | 76 | 15 | 第二避難場所まで移動 | 横断歩道の誘導に3名必要と分かった |
| 2026/7/15 | 13:00 | 火災(午睡中・保育室出火) | 南側非常口 → 園庭 | 5分40秒 | 79 | 16 | 午睡中の想定 | 起こしてからの整列に時間。靴を履かせず避難する方針を確認 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。園名・年度・防火管理者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第6条は、非常災害に対する具体的計画を立て、避難及び消火に対する訓練を少なくとも毎月1回行うことを求めています。記録の様式は定められていません。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
避難訓練記録に残す項目
避難訓練記録に残す項目は、次の6つです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 実施日・時刻 | いつ行ったか |
| 想定 | 火災(出火場所)・地震・不審者・水害など |
| 避難経路と場所 | どこを通って、どこへ避難したか |
| 所要時間 | 発報から避難完了まで |
| 参加人数 | 園児・職員それぞれの人数 |
| 反省・改善点 | 気づいたことと、次回に向けた変更 |
想定を毎月変えていくことが、訓練を形だけにしない一番の方法です。同じ想定を繰り返すと、子どもも職員も動きを覚えてしまい、実際の場面で判断する練習になりません。
避難訓練の想定を1年で組み立てる
避難訓練の想定は、年度の初めに1年ぶんを組んでおくと抜けがなくなります。実務では、次のような配り方をしている園が多くあります。
- 火災を年に5〜6回。出火場所を給食室・保育室・隣家などに分ける
- 地震を年に3〜4回。うち1回は引き取り訓練と組み合わせる
- 不審者を年に1〜2回。警察の協力を得る園もあります
- 水害・土砂を年に1回。立地によって必要性が変わります
時間帯も変えていくと、実際に近づきます。午睡中、給食中、園庭にいるとき。この3つは職員の配置が違うため、動きも変わります。
避難訓練記録の反省を次に回す
避難訓練記録でいちばん使われるのは、反省・改善点の欄です。ここに書いたことを次の訓練の計画に写す形にしておくと、記録が積み上がっていきます。
一般には、次の3つを見ている園が多くあります。
- 所要時間が前回より延びていないか
- 名簿の確認(人数の把握)がどの時点でできたか
- 通報・初期消火の担当が実際に動けたか
2つ目が遅れる園は少なくありません。避難した先で人数を数える方法を決めておくと、時間が短くなります。
避難訓練記録と消防への届出
避難訓練の記録は、園内で保管するものです。消防計画を定めている施設では、消防署への通報訓練の実施について、事前に連絡する運用になっている地域もあります。
保育園は消防法上の防火対象物にあたるため、消防計画の作成や訓練の実施が求められる場合があります。自園がどの区分にあたるかは、所轄の消防署に確認しておくと確実です。
よくある質問
0歳児クラスも参加しますか。
参加する形が一般的です。避難車やおんぶ紐を使うため、実際に運ぶところまで行うと、必要な人数と時間が分かります。使う道具の置き場所も記録に残しておくと、次回の準備が早くなります。
保護者への引き取り訓練も同じ記録に書けますか。
書けます。想定の欄に「地震・引き取り訓練」と入れ、参加人数の欄に保護者の参加数を足す形にしている園が多くあります。連絡手段が実際に届いたかどうかも残しておくと役に立ちます。