保育園向け ヒヤリハット報告書テンプレート
ヒヤリハット報告書は、事故にはならなかったけれど危なかった、という出来事を残す紙です。転びかけた、口に入れかけた、いなくなりかけた。この「かけた」を集めておくと、事故が起きる前に手が打てます。
内閣府のガイドラインでも、事故の発生防止として、ヒヤリハット事例の収集と分析が挙げられています。義務ではありませんが、多くの園が事故防止の取り組みの中心に置いています。
このテンプレートは、書く負担を減らすため、選ぶだけで埋まる欄を多くしたものです。
ヒヤリハット報告書(Excel)を無料でダウンロード
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ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
このテンプレートは誰向けですか
- 事故に至らなかった出来事を園内で集めたい方
- 報告が出にくい雰囲気を変えたいと考えている方
- 書く負担を減らして収集を続けたい方
どのような場面で使いますか
1件につき1枚で書きます。けががあった場合は事故報告書に切り替える形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 発生日時
- 天候
- 発生場所
- 活動の場面
- 対象の園児
- クラスの人数/職員数
- 発見した職員
- 当時の担当
- 何が起きかけたか
- けがの有無
- そのときの状況
- 直前の子どもの様子
- その場での対応
- 保護者への連絡
- 要因(環境)
- 要因(人)
- 再発防止(環境)
- 実施予定日
- 再発防止(保育)
- 園内での共有
- 共有した範囲
- 主任確認
- 園長確認
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| ヒヤリハット報告書 【記入例】 | |||
| 園名 | ○○保育園 | ||
| 報告番号 | 2026-042 | ||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| 発生日時 | 2026/8/5(水)10:25ごろ | 天候 | 晴れ |
| 発生場所 | 園庭(築山の下) | 活動の場面 | 自由あそび |
| 対象の園児 | 上田 颯太(うさぎ組・3歳) | クラスの人数/職員数 | 18名/2名 |
| 発見した職員 | 鈴木 美咲 | 当時の担当 | 鈴木・田中 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。園名・報告番号・報告日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
- 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
- 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
- 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
- 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
ヒヤリハット報告書に書く5つのこと
ヒヤリハット報告書に書くのは、次の5つです。
| 欄 | 中身 |
|---|---|
| いつ・どこで | 日時、場所、活動の場面 |
| 誰が | 園児(クラス・年齢)、発見した職員 |
| 何が起きかけたか | 具体的な状況 |
| その場でどうしたか | 直した対応 |
| 次にどうするか | 環境・手順の見直し |
5番目の欄が空のまま提出されると、集めた意味が薄くなります。書いた人が思いつかない場合もあるため、園内の会議で埋める運用にしている園もあります。
ヒヤリハットを集めるときに起きやすいこと
ヒヤリハットの収集は、始めても続かない園が少なくありません。よくあるのは、次の3つです。
- 書く量が多く、忙しい時間帯には書けない
- 報告すると責められる雰囲気があり、出しにくい
- 集めたあと何も変わらないため、書く意味を感じなくなる
一般には、1つ目を「選択式にする」、2つ目を「個人名を評価に使わないと明言する」、3つ目を「月1回、変えたことを共有する」という形で対応している園が多くあります。
ポイントはここです。集める仕組みより、集めたあとに何かが変わることのほうが、継続には効いてきます。
ヒヤリハットと事故報告書の使い分け
ヒヤリハットと事故報告書は、けががあったかどうかで分かれます。
けががなく、事故に至らなかったものはヒヤリハットです。園内で共有し、環境の見直しにつなげます。
けががあったもの、受診したものは事故報告書になります。程度によっては自治体への報告が必要です。
判断に迷ったときは、事故報告書の側で書いておくと安全です。あとから「ヒヤリハットで十分だった」と分かるぶんには問題になりません。
ヒヤリハットを園内で共有する
ヒヤリハットは、集めたあとの共有までが1つの流れになります。
一般には、次の形で共有している園が多くあります。
- その日のうちに、夕方の打ち合わせで口頭で伝える
- 週や月の単位で、まとめて職員会議に出す
- 変えたことを掲示し、全員が見られる状態にする
3つ目まで行うと、報告した人に結果が返ります。出したものが形になると、次も出そうという気持ちが続きます。
他のクラスで起きたことも、同じ場所で自分のクラスの子が同じ動きをすることがあります。クラス内で閉じずに、園全体で見る形にしておくと予防につながります。
よくある質問
園児の名前は書いたほうがよいですか。
同じ子に繰り返し起きているかを見るために、園児名は書いておく形が一般的です。職員名は、評価に使わないことを園内で明示したうえで書くと、報告が出やすくなります。
1件ずつ紙を分けるべきですか。
1件1枚が基本です。件数が多い園では、月ごとの一覧表に転記して傾向を見る形を併用しています。一覧だけにすると、状況の詳細が残らなくなります。