安全・事故対応

保育園向け ヒヤリハット報告書テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全23項目

ヒヤリハット報告書は、事故にはならなかったけれど危なかった、という出来事を残す紙です。転びかけた、口に入れかけた、いなくなりかけた。この「かけた」を集めておくと、事故が起きる前に手が打てます。

内閣府のガイドラインでも、事故の発生防止として、ヒヤリハット事例の収集と分析が挙げられています。義務ではありませんが、多くの園が事故防止の取り組みの中心に置いています。

このテンプレートは、書く負担を減らすため、選ぶだけで埋まる欄を多くしたものです。

ヒヤリハット報告書(Excel)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。

ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 事故に至らなかった出来事を園内で集めたい方
  • 報告が出にくい雰囲気を変えたいと考えている方
  • 書く負担を減らして収集を続けたい方

どのような場面で使いますか

1件につき1枚で書きます。けががあった場合は事故報告書に切り替える形です。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 発生日時
  • 天候
  • 発生場所
  • 活動の場面
  • 対象の園児
  • クラスの人数/職員数
  • 発見した職員
  • 当時の担当
  • 何が起きかけたか
  • けがの有無
  • そのときの状況
  • 直前の子どもの様子
  • その場での対応
  • 保護者への連絡
  • 要因(環境)
  • 要因(人)
  • 再発防止(環境)
  • 実施予定日
  • 再発防止(保育)
  • 園内での共有
  • 共有した範囲
  • 主任確認
  • 園長確認

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

ヒヤリハット報告書.xlsx — 記入例の一部
ヒヤリハット報告書 【記入例】
園名○○保育園
報告番号2026-042
項目記入欄項目記入欄
発生日時2026/8/5(水)10:25ごろ天候晴れ
発生場所園庭(築山の下)活動の場面自由あそび
対象の園児上田 颯太(うさぎ組・3歳)クラスの人数/職員数18名/2名
発見した職員鈴木 美咲当時の担当鈴木・田中
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。園名・報告番号・報告日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

ヒヤリハット報告書に書く5つのこと

ヒヤリハット報告書に書くのは、次の5つです。

中身
いつ・どこで日時、場所、活動の場面
誰が園児(クラス・年齢)、発見した職員
何が起きかけたか具体的な状況
その場でどうしたか直した対応
次にどうするか環境・手順の見直し

5番目の欄が空のまま提出されると、集めた意味が薄くなります。書いた人が思いつかない場合もあるため、園内の会議で埋める運用にしている園もあります。

ヒヤリハットを集めるときに起きやすいこと

ヒヤリハットの収集は、始めても続かない園が少なくありません。よくあるのは、次の3つです。

  1. 書く量が多く、忙しい時間帯には書けない
  2. 報告すると責められる雰囲気があり、出しにくい
  3. 集めたあと何も変わらないため、書く意味を感じなくなる

一般には、1つ目を「選択式にする」、2つ目を「個人名を評価に使わないと明言する」、3つ目を「月1回、変えたことを共有する」という形で対応している園が多くあります。

ポイントはここです。集める仕組みより、集めたあとに何かが変わることのほうが、継続には効いてきます。

ヒヤリハットと事故報告書の使い分け

ヒヤリハットと事故報告書は、けががあったかどうかで分かれます。

けががなく、事故に至らなかったものはヒヤリハットです。園内で共有し、環境の見直しにつなげます。

けががあったもの、受診したものは事故報告書になります。程度によっては自治体への報告が必要です。

判断に迷ったときは、事故報告書の側で書いておくと安全です。あとから「ヒヤリハットで十分だった」と分かるぶんには問題になりません。

ヒヤリハットを園内で共有する

ヒヤリハットは、集めたあとの共有までが1つの流れになります。

一般には、次の形で共有している園が多くあります。

  1. その日のうちに、夕方の打ち合わせで口頭で伝える
  2. 週や月の単位で、まとめて職員会議に出す
  3. 変えたことを掲示し、全員が見られる状態にする

3つ目まで行うと、報告した人に結果が返ります。出したものが形になると、次も出そうという気持ちが続きます。

他のクラスで起きたことも、同じ場所で自分のクラスの子が同じ動きをすることがあります。クラス内で閉じずに、園全体で見る形にしておくと予防につながります。

よくある質問

園児の名前は書いたほうがよいですか。

同じ子に繰り返し起きているかを見るために、園児名は書いておく形が一般的です。職員名は、評価に使わないことを園内で明示したうえで書くと、報告が出やすくなります。

1件ずつ紙を分けるべきですか。

1件1枚が基本です。件数が多い園では、月ごとの一覧表に転記して傾向を見る形を併用しています。一覧だけにすると、状況の詳細が残らなくなります。

関連するテンプレート